月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



『俺、やっぱシルフィアちゃんが好きやな。』


急に仁が言う


「えっ!?」


『だから、頑張ってな。
……シルフィアちゃんの幸せは、俺の幸せでもあるから。』


仁が私の頭をポンッと撫でた


『よっしゃ!
場所はつき止めたで!
なぁに、魔界内や。
すぐに着く。』


仁の笑顔に自然と私も笑顔になる


「うん、私、ウァルドを絶対取り戻してみせるんだから!」






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