月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



『じゃあシルフィアちゃん、俺に捕まって。』


「え、もしかして…。」


『飛んで行った方が早いし!』


悪気の欠片もない笑顔に、私は諦めて仁の身体に捕まった


『とばすで!!』


タンッと仁が地面を勢いよく蹴り、飛翔


それは当たり前のように猛スピードで




「きぃやああああああああああ!!!」


『やっほーい♪♪♪』



アイルさんの居場所に着く前に昇天してしまいそうだった






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