月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
口調は明らかに怒気を孕んでおり、私に鋭い視線を向けていた
ドッと私のお腹にアイルさんの足が食い込む
「かはっ…!!!?」
『立場を弁えなさい?
あなたは拘束されてるのよ?
赤子同然なの。』
ニッコリと笑う
『全く、ちょっとでも情けをかけた私が馬鹿だった。
この反抗ばかりする口を潰しておくべきだったみたいね。』
グイッと私の顎を持ち上げる
頬を掴んでいる手に力が入る
『そんな口たたけないように、あなたの心を壊してあげるわ。』
そう言ってアイルさんは笑った