月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



『ウァルド!
会いたかったわ。』


アイルがウァルドに抱き付く


『あまりベタベタするな。』


『やだ!
ウァルドは私が嫌いなの?』


『嫌いなわけ、ないだろ?』


そう言ってウァルドはアイルさんの唇に、自分の唇を重ねる


『んっ…ふっ……ウァルドっ!』




私の目の前が暗くなる


そうだ、ウァルドは私を忘れている


そして今…アイルさんとキスしてる…


私の目に涙が溢れる



これはウァルド本人の意思じゃない


わかってるつもりだけど涙が止まらない





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