月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
「すいません!」
『…謝る必要はない。
それと、仁。
そこにいるんだろ?』
じん…?
『あぃやぁ!!
もうバレてもうた!
やっぱウァルドは感がすごいなぁ。』
「あの…この意味分からない言葉をつかってる方はどなたでしょうか?」
『おまえ、お嬢様なら日本語くらいはわかるだろう?』
「え、ええ…多少ならわかりますが。」
『こいつはちょっと変わった方言を使う日本人の悪魔だ。』
「はい。」
『よろしゅーな。
こんな可愛え子がウァルドの嫁さんかぁ。』
「…はぁ…。」
『とにかく!
守りは俺にまかしとき。』
ヘラっと仁と呼ばれる男の子は笑った