月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
突然
バラン様の声がよみがえる
‐今度は君が闘う番だ‐
私が…
私が闘う番…
心が落ち着いてくる
均衡を崩しかけていた脳内も段々とまともになってくる
私の中で何かが燃えた
そう…今度は私が闘う番なの…
ウァルド…
私はあなたのために奏でるわ…
狂おしいほどあなたを思う狂想曲を
「…愛してなんていわないから…。
好きでいてなんて言わないから…。
だからせめと側にいさせて…。
好きだから。
狂おしいほど想うから‐。
あなたがいないと壊れそうだから――。」
涙目でウァルドを見つめる