月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
アイルさんが驚いてウァルドを見る
ウァルドの頬に涙が伝っていた
『シル……フィア。』
『嘘よっ…!!!?
嘘よ嘘よ嘘よっ!!!!!!!!』
アイルさんが悲痛の叫びをあげる
『思い出せるはずがない!
だって記憶の欠片はユーラが…!』
アイルさんがユーラに向く
『裏切ったのね?』
「いいえ、裏切ってはおりません。
記憶が勝手に私の元を離れたのです。」
『っ!!!!!
まさかこの女の愛の力だと言うの!?』
アイルさんは毒々しげに叫んだ