月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



「ウァル…ド?」


私も目を見開く


ウァルドは私の元に駆け寄ってきた



『シルフィア…!!!!
すまない。
俺はおまえに酷い事を…。』


ギュッとウァルドが抱き締める


その温もりに


感触に


今度は嬉しさで涙が溢れてきた



「ウァルド!!!!」


私は思いっきり泣いた


鎖に気付いたウァルド魔法でそれを断ち切ってくれた


『本当に…俺のせいで…すまなかった。』



ウァルドが側にいる


それだけでもう十分だった





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