月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



『あー暑い。
イチャつくなら他でやってよな。』


仁がパタパタと扇ぐ


「っ…!?」


私は真っ赤になる


するとウァルドが私の顎を持ち上げた


『羨ましいんだろ、仁。』


フッと笑う


ウァルドの唇が…近いっ!


ふとある事が脳裏に過ぎる


ウァルド…アイルさんとキスしてた…


私はウァルドを突き飛ばす


『!?』


「あ…ごめんなさい…。」


『どうしたんだ…?』


ウァルドが心配そうに覗き込む





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