月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
『消毒、してくれよ。』
「え…?」
『消毒してくれよ。
おまえの感触で消してくれ…。』
『だから暑いって。
自分はおいとまするで。
ほな。』
仁は先に城の中に戻って行った
「………。」
『ダメか?』
ウァルドが首を傾げて言う
「…調子がいいんだから。」
私はウァルドの襟を引っ張って、ゆっくりと唇を重ねた
「………。」
自分からしてて恥ずかしくなった
するとクスリとウァルドが笑った
『まだ全然、ダメ。』
私はウァルドの甘いキスに溺れた