月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
『このガキ誰やねん?』
『誰だ…?』
『俺?
ガキとか言う奴には教えない。』
『こんのガキっ…生意気やねんけど。』
「……?」
やはり私は寝ぼけ眼で、一瞬ボォッとしていたがふと頭に引っ掛かる事があった
なんか…会った事がある気がする?
『忘れたの?
シルフィア。』
その少年が言う
ウァルドと仁は眉を寄せる
「グレネディア…?」
『正解。』
フッと微笑する
『会いたかった、シルフィア。』