月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



『俺は、グランギニョル・ラナ・グレネディア。
天界に住む、天使。
いわゆる神の存在。』


目の前の光景に目を見張った


さっきまでの幼い少年のグレネディアは存在せず、変わりに大人びた姿で立っていた



『馬鹿にするな。
ただ、おまえたちに俺の神気は強すぎるから自制していただけだ。』



グレネディアが言うように、彼の身体から放たれる力は強烈で身震いするほどだった



『だから…俺の城にも入れたんだな。
Sランク並みの悪魔しか入れない城に。』


『御名答。』


ウァルドの答えにグレネディアはフッと目を細めて、言った





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