月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



『関係ない。
俺が貰うといったら貰う。』


そんな返答を気にしないかのように、グレネディアは言う



『全く、我儘な神だ。
これだから天界の者は。』


ニッコリとウァルドは笑う


『だがな、俺は譲らない。
今、シルフィアを失う事はできない。』


『ふーん。
ねぇ、シルフィア。』


急にグレネディアが私に視線を向けた


『シルフィアにとって、ウァルドは必要?』



思いがけない質問だった





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