月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
「ご飯?」
『早く。』
私は急いで料理を持って来る
「いまこれしかないけど…。」
『うん、足りない。』
あっさりと答えが返ってくる
「え?」
『足りない。』
ご飯をムシャムシャ食べながら、グレネディアはこちらに見向きもせず言った
「た…足りないの?」
『足りない。
あと、飲み物。』
そう言った後、気付いたかのようにグレネディアが付け加えた
『炭酸水は嫌い。
氷に溶けたあとの炭酸水は、不味い。』