月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



「そういうの、嫌いよ。」


私は言い放つ


『なんで?
シルフィアの好きの基準がわからない。
ウァルドはもっと酷かったはずだ。』


少し苛立った声で言う



「ウァルドは、そんなんじゃない。
そんな人を試すような、最低な事はしないわ。」


グレネディアは目を見張る


『シルフィア、必死の巻。』


グレネディアは驚いた顔をしていたが、ふざけたように言った


「………。」


『でも、シルフィアのそんなとこ好き。』


微笑しながら言う




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