月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
『でも、俺、【好き】と【気に入った】の区別がつかない。』
「…?」
『シルフィアの事、好き、かもしれないし、気に入った、だけかもしれない。』
未だに無表情なままだけど、瞳の色に少し陰りが見える
『それって、きにいらない。』
非憎げに天井を睨む
「グレネディア大丈夫…?」
『さぁ?』
「さぁって…。」
『気になるの?』
「べ…別に。」
『そう。』
さっきまでの悲しそうな表情はなくなっていて、グレネディアは無表情だった