月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



「え、うん。」


私はつかまれた手にビックリしながらも、グレネディアの方を向き頷いた



『でも、俺飛べないから歩き。
それと、子供の姿じゃないと。』


面倒臭いとグレネディアはポツリと呟いて、姿を幼く変えた


「何で飛ばないの?」


『この翼で飛べる?』


バサリとグレネディアは翼を広げる


するとそれは


悪魔のウァルドたちの漆黒の羽根とは違い、純白で何色にも染まりそうだった


「真っ白…。」





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