月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



『お嬢さん。』


誰かに呼ばれて私は振り向く


あ、あの時の受付のお姉さん


「どうかしたんですか?」


『ちょっとこちらにいらして下さい。』


お姉さんは営業スマイルをニッコリと私に向ける


「え?
はい、分かりました。」


一体何なのだろう?



数分歩いて、とある映画の上映される部屋に案内された


「あれ?
ここ…誰もいませ…。」


私が言いかけた時、ドンッと突き飛ばされた


「っ!!?」


『後は…あの天使の坊やね。』


そのままゆっくりと扉が閉まる


ガチャリと鍵をかける音がする


閉じ込められた?





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