月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
『なぁに暗い顔してんねん!
シルフィアちゃん。』
頭をバチンと仁が叩いてきた
「…!」
『いやな事は考えるもんやない。
そないな事ばっか考えてると、人生行き詰まりっぱなしやで。』
仁は真剣に言う
『何が人生行き詰まりっぱなしだ。
おまえそのものが行き詰まってるだろ。』
『ちゃうやろ!
俺のどこが行き詰まってんねん!』
『毎日違う娘をとっかえひっかえでたぶらかしてるんじゃないのか?』
『うわぁ!
シルフィアちゃんの前で言わんといて!!』
「そうだったんですね…。」
『ちゃうて!!』
仁が必死にごまかす