月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



グレネディアは動かない


どうするか迷っているのだろう


大人の姿を開放したら、無論、羽根が危険に晒される


グレネディア1人なら、あんな奴等は片手で始末できるが私がいるので動けない



私が足手まといになってる…


死にたくはない


でも、私のために羽根を危険に晒すのは避けて欲しい


だって…聖天使になるのをあんなに楽しみにしてたんだもの…


私のせいで無駄にして欲しくない


『…仕方ない、か。』



グレネディアが呟いた






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