月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



『あーぁ、邪魔。
最悪、ウァルド。』


『おまえに呼び捨てにされたくない。
…………?
おまえ…羽根。』


『聖天使、なった。
嘗めるな悪魔。』


ニッコリと意地悪な笑みを浮かべる



『上から目線なのが気になるが、まぁおめでとうとでも言っておこう。
ついでに死んでくれないか?』


『断る。』


そう答えてグレネディアは、私の方をチラリと向いて口を開いた



『唇、柔らかかった。』


『…は?』


「…っ。」



ドクン…


私の心臓が跳ねた





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