月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



絶対嫌われる


嫌われ…



空気が揺れた


唇に何かが触れる



「んっ…うむんっ……!!!!!?」



ウァルド…!!!?


唇に触れたのはウァルドの唇


予想外のウァルドの反応に、私は驚く



心臓が止まりそうなくらい熱い口付け


唇から伝わる温もり



まるで毒を注がれたかのように、身体中が熱を持っていく



唇を離された時には、ウァルドの表情は真剣で、私の瞳を見据えていた






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