月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



「じゃあ、お言葉に甘えさせて頂いて仁と呼ばせていただきます。」


『そんなかしこまらなくても。
まぁ、そこがシルフィアちゃんのええところなんやけどな。』


仁はポンポンと私の頭を撫でる


すると



パシッ…


『危ないやろウァルド!
俺を殺す気か!!』


すんでのところでウァルドのステッキを受け止めた仁が、ウァルドに威嚇する


『いや、毒虫がいたもので。』



ウァルドは何事もなかったかのように、広い道を歩いて行った






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