月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



プルルル…


突然、電話が鳴った


グレネディアが面倒臭そうに、電話をとった


『はい?』


電話の向こうから声がした


『天界に進入した悪魔を捕獲しました。
計2名。
しかし1名は、取り逃がしました!
もう1名が命をかけて逃がしたもので。』



『……ふーん。』


クスリとグレネディアの表情に、ようやく微笑が宿った


『面白い。
後から向かうよ。』


本当におかしそうに、口元を押さえながらグレネディアは笑う


『本当、馬鹿。
シルフィア、面白いもの見に行こっか。』





< 274 / 391 >

この作品をシェア

pagetop