月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
プルルル…
突然、電話が鳴った
グレネディアが面倒臭そうに、電話をとった
『はい?』
電話の向こうから声がした
『天界に進入した悪魔を捕獲しました。
計2名。
しかし1名は、取り逃がしました!
もう1名が命をかけて逃がしたもので。』
『……ふーん。』
クスリとグレネディアの表情に、ようやく微笑が宿った
『面白い。
後から向かうよ。』
本当におかしそうに、口元を押さえながらグレネディアは笑う
『本当、馬鹿。
シルフィア、面白いもの見に行こっか。』