月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



ウァルドが動くのを止めた


『おまえさっさと…。』


そこまで言いかけた時、ウァルドは既に天使たちに近寄り、殴っていた


『ぐは…っ!!』


『仁、逃げろ。』



『は!!?
や…やけど…。』


『今は逃げろ。
そして後から助けに来い。』


ウァルドが苦笑する


『了解、助けにくるからな!』


仁は、天使たちも追いつけない速度で飛んで行った


『くそっ!!
天使が追いつけないなんて、悪魔にしては珍しすぎるぞ!』


『しかたない、すべてこいつに罰を与えればいい。』


ウァルドを見ながら、2人の天使は笑った‐





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