月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
そのままグレネディアと私は刑務所を後にした
「グレネディア…。」
返事がない
「グレネディア…?」
『あ、うん。』
顔を上げた時、グレネディアの表情は険しくて蒼白に染まっていた
「グレネディアらしくないよ…?」
その言葉にグレネディアは更に顔を険しくする
『まるで、あの人に怯えてるみたい。
何かやましい事でもしたの?』
グレネディアはゆっくり顔をあげ、怯えた瞳で私を見た