月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐




『シルフィア。』


「あ…おはよう。」



私は眠たい目をゴシゴシとこする


それにしても不思議な夢だった



でも、あんな事実際有り得ない


私はすぐに頭の中から削除した


『準備して?
………出発するよ。』



冷たく


意思のない瞳でグレネディアは呟く


朝までの間に何があったのか、グレネディアはいつも以上に感情をなくしていた



まるで、現実から逃げているように



私は服を着替えて、グレネディアの向かう先



処刑場へと向かった





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