月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
天使達は勢い余って罵声をあげる
もう既に興奮しすぎて何を叫んでいるのか、分らないくなる者もいた
グレネディアは無表情に一点を見つめていた
その表情の裏側には何か別のものが隠されているかのようだった
『ただ今より、天界進入罪の罪で悪魔の公開処刑を実施する!!!!』
討伐隊が自信満々で、声を響かせた
ウァルドという悪魔は、私を真剣なまなざしで見つめているのに気付く
どうして…私にこだわるの?
私は目が逸らせず、悪魔を凝視する