月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐




そう言って仁は討伐隊を睨んだ


『俺の大切な親友を目茶苦茶いたぶったんはどいつや?』


討伐隊は互いに顔を見合わせる


すると、討伐隊の1人が大声で言った


『所詮こいつも悪魔だ!
魔力は我々にはかなわん!
かかれ!!!!』


一斉に仁に向かって、強力な波動を放つ


しかし、仁は避けなかった



いや、避ける必要がなかった


その波動は、仁の前で【自然消滅】したのだから


「え…。」


私は、目を見張った


それは目の前の光景が信じがたいものだったからだ







仁の片羽根が、…銀色?





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