月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



ウァルドの顔色は暗くなる


前までの自分を悔やんでいるのか、引きつった表情を浮かべた



『シルフィア、すまなかった…。』


「え?」


『今振り返って、俺はおまえに本当に最悪な行いをした。』



「ウァルド…。」


私はウァルドの真剣なまなざしに、言葉を詰まらせてしまう


実を言えば、ウァルドの言っている事はすべて事実である


ウァルドの行為に、言葉に、たくさん傷付いた事もあった


でも




でもね…?





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