月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



『それはおいといて、ほんまにさっきの言葉は偉そうやで。』


ビシッと持っているハリセンをウァルドに向ける


『相手を敬うには敬語!
敬語が必要なんや!』


『…?
敬語とはなんだ?
それに敬う必要など何処にも…。』


仁のハリセン2発目がウァルドの頭に直撃した


『…っ!!!!!?』


『シルフィアちゃんを産んでくれた親や!
敬わんでどうするん?』


仁の喝が入った


ウァルドは考え込む


『そう…だな。』


再び練習を再開する


練習は次の日の朝まで続いたのだった





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