月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



私は2人のやり取りを見て、笑う


『シルフィアちゃん何笑ってんねん?!
助けてやーっ!』


『あ、シルフィア起きたのか。』


「おはよう、2人とも。」


『シルフィアちゃんも起きた事やし、さっさと行かへん?』


『どこにだ?』


『やだなぁ、ウァルド。
シルフィアちゃんの家だよ。』


『は…?』


『もう十分練習したし、大丈夫や。
ウァルドの一生懸命な気持ち、きっと受け取ってくれるって。』


仁はウァルドの頭をポンと叩いた


『行くって事、もう伝えてるしな。』



そう言って、ベッと舌を出した




< 318 / 391 >

この作品をシェア

pagetop