月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



逆に私が励まされてしまった


実を言うと、一番緊張しているのは私だったのかもしれない


その証拠に、震えが止まらなかった


もし


認めてもらえなかったらどうしよう


そんな不安が駆け巡る



「ウァルド…。」


『認めてもらえるよう、最善を尽くす。』


ウァルドは私にそれだけ言って、再び前を向いて歩き出した



私はその背中がとてもたくましく、一生ついていこうと思った



あなたを支える、一つの盾に




< 320 / 391 >

この作品をシェア

pagetop