月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
逆に私が励まされてしまった
実を言うと、一番緊張しているのは私だったのかもしれない
その証拠に、震えが止まらなかった
もし
認めてもらえなかったらどうしよう
そんな不安が駆け巡る
「ウァルド…。」
『認めてもらえるよう、最善を尽くす。』
ウァルドは私にそれだけ言って、再び前を向いて歩き出した
私はその背中がとてもたくましく、一生ついていこうと思った
あなたを支える、一つの盾に