月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐












「シルフィア、シルフィア。」


「…お母…様?」


お母様の声に私は勢いよく起き上がった



「お母様!!!!
ウァルドはっ!!
ウァルドはどこ!?」


「シルフィア、落ち着きなさい。」


お母様が私の頭をゆっくり撫でる


「可哀相に、洗脳されてしまったのね。
大丈夫よ、これからはずっと私達と一緒に暮らすのだから。」



洗脳…?



お母様は誤解してる


私は、本気でウァルドが好きなのに




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