月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐





「シ…ルフィア…?」


お母様は頬を押さえて、驚きの表情で私の顔を見ていた


「お母様…!
お母様がそんな事を言うなんて、私、信じられません…!」


プルプルと拳に力が入って震える


「たしかにウァルドは、酷かった。
私はとても辛かった。
でも…でも…!!!!」


キッとお母様を睨んだ


「ちゃんと私のために心をいれかえてくれました!!!
それを、分ろうともせずに…。
今のお父様とお母様は、昔のウァルドを馬鹿にする資格はありません!!!」





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