月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
たしかにウァルドは酷かったけど、今の2人の行動はもっと酷い!!
扉が開き、そこにお父様も入ってきた
「あ…あなた。」
「シルフィア!
何事だ!!!!」
「シルフィアが…あの悪魔に洗脳されて。」
「お母様…!」
私の瞳から、一つ、また一つと大きな雫が落ちて行く
「洗脳ではありません…、私は…。
私はただウァルドを愛しているんです。」
私は顔をあげて2人の顔を交互に見る
「お母様、お父様、お2人は娘の涙も信じないと言うのですか…?」