月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
ウァルドの様子は明らかにおかしかった
せっかくウィズダム通りに来たのに、あれから急に帰るといいだした
仁はやれやれという表情をしたが、真剣な顔になってウァルドに言った
【壊れるなよ】
ウァルドはまるで重い物を背負ったかのように、その言葉を受け止めた
『あぁ…、わかって…る。』
皮肉混りの笑いで、ウァルドは仁に言った
そして城につくとウァルドは私に命令する
『脱げ。』