月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



「お父様、お母様!」


私は堪らず、ウァルドの側に行く


「私も、本気でウァルドの事を愛しているんです!!!
ウァルド以外、何もいらない!!」


『シルフィア…。』



静寂が訪れた



そして、先に口を開いたのはお父様だった



「何もいらないわけないだろう?」


「!」


やっぱり…許してはくれないのだろうか


私の心は虚しさと絶望で一杯になった


「私達【も】、必要だろ?」


…も…?





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