月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐




私達はゆっくり顔をあげる


そこには微かに微笑む2人がいた


「分かりました。
本当に反省しているのですね?」


「…私達こそ、すまなかった。
ろくに話も聞こうとせずに…。」



「お父様…お母様。」


「幸せになりなさい。
シルフィア。
なんたってあなたは私達の大切な大切な1人娘ですもの。」



私はウァルドと顔を見合った


そして自然に笑みがこぼれる


「ウァルド!!!」


私はウァルドに思いっ切り抱き付いた





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