月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



「さぁ、シルフィア。
そうと決まったからには式をあげるか。」


お父様が笑う


「え?」


「そうね、挙げましょうか。」


「え…?
いつ…?」


私はおずおずと聞く


「今からよ♪」


お母様がニッコリと満面の笑みで笑った


「今からっ!!?」


「ええ
でも私達は参加しないわ。」


「…?」


「2人っきりであげてらっしゃい。
今日は満月よ。」



お母様は割れた窓の上の空を指さした





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