月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
『…これは。』
勢いよく扉が開かれて、ニコニコと幸せそうに笑う仁がやって来た
『シルフィアちゃん。
おはよーさん♪
なーんや、ウァルドいたんかいな。』
『いちゃ悪いか。』
『べっつにー。』
『というか、何しに来たんだ。』
『俺はシルフィアちゃんのかわええ笑顔を見に来たんやで。』
仁は私を見てニコッと白い歯を見せた
『おまえ諦めたんじゃ…。』
『諦めたで。
でもええやんそんくらい。
減るもんじゃあらへんし。』
ブーブーと仁がウァルドに反抗する