月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
『ダメだ。
減る、というか菌が移る。』
ウァルドが冷たい視線で言うと仁は泣きそうな顔になる
『シルフィアちゃーん、ウァルドが苛めるよー。』
『去れ、もしくは消えろ。』
ウァルドの毒舌は止まらない
「ウァルド…言い過ぎじゃ…。」
『……ダメだ。
シルフィアは俺のだ…。
誰にも渡さない。』
少し顔を赤らめて言うウァルドを見て、私の顔も赤くなる
『いちゃつかんどいてや!!!
全く、あっちっちーやで。』
仁が冷やかすように言った