月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐




私…ウァルドを怒らせた…?


『シルフィアちゃん、ありがと!
ほんまに感謝するで!!』


「でも…ウァルドが。」


私は少し後悔しながらうつむく


『大丈夫や。
俺がなんとかしとく。
俺のためにシルフィアちゃんは言ってくれたんやしな。』


「ありがと、仁。」



相変わらず私は仁に助けて貰ってるばかりで、ようやく仁の役にたてると思ったけど…


ウァルドを怒らせちゃった…


私ってどちらかを犠牲にしないと、幸せにできないのかしら?




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