月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



『感傷に浸ってる場合ちゃうやろ。
申し訳なく思うなら、本人にいえばええんちゃう?』


『できたら苦労しない。』


仁の提案にウァルドは即座に切替えした


『そーやなぁ。
まぁ、でもそれが甘えなんやろ?
自分はできない、そう思い込んで逃げてるだけやん。』


仁に確信をつかれて、ウァルドは何も返せなくなった


『そ、れ、に。
返せないとこズバズバ言って悪いんやけど、こんくらい彼氏なら我慢せんと。
諸悪の根源の俺が言うのはあれやけど…も少し、シルフィアちゃんを信じたらどうや?』





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