月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



『……相変わらずムカツク。
でも笑ってられるのも今のうち。
あんたに悪い知らせ、持ってきた。』


『はっ??』


グレネディアの言葉に、仁の頬がひきつる



『あんた正式にあの椿って子、妻として迎え入れる事になったみたいだよ。』


『はぁっ!!!???』


ひきつっていた仁の顔が、蒼白になる


『しかも明日お披露目パーティーみたいだよ。
もう諦めたら?』


形勢が逆転して、今度はグレネディアが不敵な笑いを浮かべる


『そんなアホな…。』





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