月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
口を無理矢理封じられて、仁はもがく
『取りあえず伝えたよ。
しかも、そのあんたがいうパーティーは明日みたいだし。
もがくだけ無駄。』
あ…明日??
その言葉を聞いて余計仁がパニックになる
『じゃ、頑張って。』
グレネディアが指を鳴らすと、グレネディアの姿は跡形もなく消えた
それと同時に、仁にかかっていた魔法も消える
「じ…仁?」
『だ…大丈夫や。
だいぶ落ち着いたで。
…とにかく、対策は俺が考えとくから後からまた俺の部屋にきれくれへん?』
「わかったわ。」
そして仁は、ハァと一息つき、この部屋を出て行った