月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐





『本当目障りな女。
死ねばいいのに。』


真ん中にいたリーダ格の女の人が呟く


「ひっ…!」



『やだぁ…。
【ひっ!】だなんて酷いじゃない。
まるで私が殺人者みたい。』


クスクスと周りの悪魔も笑う


『私、手は汚したくないの。
貴女には…そこで一生を過ごしてもらおうかしらー?』


そして用具室を指す


私が何か言う暇もなく扉が独りでに開き、強い力で中に引っ張られた


!!!


魔力を使ったんだ!



『さよなら。
2度と汚い顔を見せないでね。』


そのまま扉が閉まり、鍵がガチャリと掛かる


中からは鍵が開かず、すぐに魔力がかかっていると気付いた





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