月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
気になって俺は披露宴会場を後にすると、先ほどの女達がゾロゾロと向かってきた
できるだけ急ぎたかったので、姿くらましをして横を通り過ぎようとした時
『あの女に手をかけた事、ウァルド様にバレないのかしら?』
『大丈夫よ。
厳重に魔力をかけておいたし、きっとバレやしないわ。』
『………。』
『…!!!!
ウァルド様!?』
女がこっちを見て表情を引きつらせる
苛立ちで姿眩ましが切れたのか、だがそんな事はどうでも良かった
『おまえら、シルフィアに何をした?』