月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐



ウァルドの顔は罪悪感からか、硬直して青ざめていた


『すまない…。』


ウァルドは震えながらも私をフワリと優しく包みこんだ


「…本当は…怖かった。
出られないんじゃないかって…。」


私はウァルドの頬に触れながらポツリと言う


「でも…ウァルドは来てくれたでしょう?
だから、いいの。」


そして私は微笑んだ


正直怖かったけど…、ウァルドは私を助けにきてくれた


それだけで十分だった



「だから大丈夫!
ウァルド、私任務を果たさなきゃ!」


『ああ…、頑張れよ。』


ウァルドは私の笑顔にホッとしたのか、優しく微笑んだ




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