月光狂想曲‐悪魔の花嫁‐
私もつられて笑みが零れる
『あーっ!!
シルフィアちゃん何笑ってるん??』
仁が私を指差していう
「2人とも仲がいいなって思って。」
『何々?
俺にヤキモチやいとるん?
おーおー、熱いお2人だこと。』
「えぇ…!?
ち…違っ…。」
『あ、ウァルド。
俺飲み物飲みたくなってん。
ちょっと買いに行ってくるわ。』
『ここな辺に飲み物買う場所なんて…。』
『あるんや!!
いーからいーから、な?』
仁はウァルドにコッソリウインクして口をパクパクと動かし、去って行った
『あいつ…。』
【助けてくれた御礼に今日は2人の時間を邪魔せんどいたるわ】
『馬鹿な奴。』
フッとウァルドが柔らかく笑う